理容師とは?理容師のなり方完全ガイド
理容師に興味はあるけれど、「どんな仕事なの?」「どうすればなれる?」「美容師とは何が違う?」「給料や将来性は?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
理容師は、国家資格を取得してお客様の髪や身だしなみを整える専門職です。
この記事では、理容師の仕事内容から資格、専門学校、必要な期間や費用、給料、就職先まで、理容師を目指す前に知っておきたいことを13のテーマに分けてわかりやすく解説します。

目次
1. 理容師とは?仕事内容・魅力をわかりやすく解説
2. 理容師になるには?資格・学校・費用を解説
3. 理容師と美容師の違いとは?仕事内容・資格・技術を比較
4. 理容師免許とは?取得方法・試験・必要資格を解説
5. 理容師になるには専門学校へ行く必要がある?
6. 理容師になるまで何年かかる?最短ルートを解説
7. 理容師になるためにかかる費用はいくら?
8. 理容師の仕事内容とは?1日の仕事を紹介
9. 理容師の給料はいくら?初任給・年収・収入の仕組み
10. 床屋と美容室の違いとは?
11. 理容師の就職先にはどんなところがある?
12. 理容師の就職先の選び方、見るべきポイント
13. 東京で理容師として働くメリットとは?
1. 理容師とは?仕事内容・魅力をわかりやすく解説
結論|理容師とは?
理容師とは、国家資格である理容師免許を取得し、カットやシェービング、シャンプー、スタイリングなどを通じて、お客様の髪や身だしなみを整える専門職です。技術だけでなく、接客力や提案力も求められます。
理容師とはどんな仕事?
理容師というと、「床屋さんで髪を切る仕事」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、現在の理容師の仕事はカットだけではありません。
カット、シャンプー、シェービング、眉毛のお手入れ、ヘッドスパ、パーマ、カラー、スタイリングなど、お客様の身だしなみを幅広くサポートします。
近年では「BARBER(バーバー)」という呼び方も一般的になり、男性のヘアスタイルや身だしなみに特化した技術を強みにする理容室もあります。
理容師の主な仕事内容
ヘアカット

お客様の希望だけでなく、髪質、骨格、毛量、仕事、服装、普段のスタイリング方法などを確認しながらヘアスタイルをつくります。
短いスタイルは数ミリの長さやシルエットの違いでも印象が変わるため、細かな技術力が求められます。
シェービング

シェービングは理容師を象徴する技術のひとつです。
顔の産毛やヒゲだけでなく、眉毛やもみあげなども含めて顔まわりを整え、清潔感のある印象をつくります。
シャンプー・ヘッドスパ

髪や頭皮を清潔にすることに加え、お客様にリラックスしていただくことも大切な仕事です。店舗によってはヘッドスパや頭皮ケアなども提供します。
パーマ・カラー

理容室でもパーマやカラーを行います。髪質や骨格、希望するスタイル、普段のセット方法まで考えて施術します。
カウンセリング・接客

技術と同じくらい重要なのがお客様の希望を理解する力です。
「短くしたい」という要望ひとつでも、求める長さや雰囲気は人によって違います。
仕事、服装、髪質、朝のセット時間などまで確認し、その人に合ったスタイルを提案することも理容師の仕事です。
理容師の魅力とは?
理容師の大きな魅力は、身につけた技術によって目の前のお客様に直接喜んでもらえることです。
経験を重ねるほど技術や接客の幅が広がり、自分を指名してくださるお客様が増えることもあります。
さらに、スタイリスト、店長、教育担当、経営、独立など、その後のキャリアを広げていけることも特徴です。
2. 理容師になるには?資格・学校・費用を解説
結論|理容師になるには?
理容師になるには、指定された理容師養成施設で必要な課程を修了し、理容師国家試験に合格したうえで免許申請・名簿登録を行い、理容師免許を取得する必要があります。
理容師になるまでの基本的な流れ
厚生労働省が示している基本的な流れは次のとおりです。
理容師養成施設へ入所
↓
必要な課程を修了・卒業
↓
理容師国家試験を受験
↓
国家試験に合格
↓
理容師名簿への登録・免許申請
↓
理容師免許取得
国家試験に合格しただけで手続きがすべて終了するわけではなく、免許申請を行い、理容師名簿に登録されることで免許が交付されます。
理容師になるために必要なのは国家資格
理容師は国家資格職です。
「カットができれば理容師になれる」というわけではなく、養成施設で専門知識と技術を学び、国家試験に合格する必要があります。
学校ではカットなどの実技だけでなく、衛生管理や関係法規など、理容師として安全に仕事をするための知識も学びます。
3. 理容師と美容師の違いとは?仕事内容・資格・技術を比較
結論|理容師と美容師の違いは?
理容師と美容師はどちらも国家資格ですが、理容師法と美容師法という別の法律に基づく資格です。学ぶ技術や法律上の業務の定義にも違いがあります。
理容師と美容師は別の国家資格
見た目には似た仕事ですが、「理容師免許」と「美容師免許」は別の資格です。
理容師法では、理容を「頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること」としています。

一方、美容は「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」とされています。
現在はサービスの幅も広がっている
現在では理容室でもカット、パーマ、カラー、ヘッドスパなど幅広いサービスが提供されています。
そのため進路を選ぶ際は「男性なら理容、女性なら美容」と単純に考えるのではなく、自分が将来どのような技術を身につけ、どのようなお客様を担当したいかから考えることが大切です。
4. 理容師免許とは?取得方法・試験・必要資格を解説
結論|理容師免許とは?
理容師免許とは、理容師として働くために必要な国家資格です。指定養成施設を卒業して受験資格を得たうえで国家試験に合格し、免許申請を行うことで取得できます。
理容師国家試験とは?
理容師国家試験には実技試験と筆記試験があります。
公益財団法人理容師美容師試験研修センターが試験を実施しており、試験内容や受験手続、合格基準なども公表されています。
国家試験にも費用がかかる
2026年に案内されている国家試験の受験手数料は、実技試験と筆記試験の両方を受験する場合34,700円です。
学校の学費だけではなく、国家試験や免許申請などに必要となる費用についても事前に確認しておきましょう。
5. 理容師になるには専門学校へ行く必要がある?
結論|専門学校に行く必要はある?
理容師国家試験を受験するには、都道府県知事が指定した理容師養成施設を卒業する必要があります。ただし、昼間課程だけでなく夜間課程や通信課程という選択肢もあります。
理容師養成施設には3つの主な課程がある
一般的には「理容専門学校」と呼ばれることが多いですが、重要なのは国家試験の受験資格を得られる指定養成施設であることです。
昼間課程
日中に学校へ通いながら理容の知識と技術を学びます。高校卒業後の進路として選ばれる代表的な方法です。
夜間課程
夕方や夜間を中心に学ぶ課程です。設置していない学校もあるため、希望する養成施設の募集要項を確認する必要があります。
通信課程
通信教育とスクーリングなどを組み合わせて学ぶ方法です。
昼間・夜間課程の通常課程は2年以上、通信課程は3年以上が基本となります。
学校を選ぶときは通いやすさや学費だけではなく、国家試験対策、実習環境、就職支援なども確認しましょう。
6. 理容師になるまで何年かかる?最短ルートを解説
結論|理容師になるまで何年?
一般的な通常課程では、昼間・夜間課程は2年以上、通信課程は3年以上学んだあと、国家試験合格と免許申請を経て理容師になります。高校卒業後なら2年以上の養成課程が基本ルートです。
高校卒業後から考えると?
高校卒業後に昼間課程へ進学する場合、基本的には2年以上養成施設で学びます。
卒業後に国家試験へ合格し、免許申請を行えば理容師免許を取得できます。
通信課程なら3年以上
通信課程の場合は3年以上が基本です。
「通信の方が早く取得できる」と思われることもありますが、通常課程では昼間・夜間より修業期間が長く設定されています。
免許取得とスタイリストデビューは別
ここは就職前に知っておきたいポイントです。
理容師免許を取得することと、一人でお客様のカットを担当するスタイリストになることは同じではありません。
就職後はサロンごとの教育カリキュラムに沿って技術を身につけ、スタイリストデビューを目指すケースが一般的です。
7. 理容師になるためにかかる費用はいくら?
結論|理容師になる費用はいくら?
理容師になるための費用は学校や課程によって大きく異なります。入学金・授業料だけでなく、教材費、道具代、実習費、国家試験受験料などを含めた総額で比較することが重要です。
必要になる主な費用
理容師を目指す際には、主に次のような費用があります。
・入学金
・授業料
・施設費、実習費
・教材費
・ハサミやコームなどの道具代
・ウィッグ代
・国家試験受験料
・免許申請に関係する費用
学校によって学費は大きく違う
学費は養成施設や課程によって異なるため、「理容師になるには必ず○万円必要」と一律にはいえません。
学校を比較するときは初年度納入金だけを見るのではなく、卒業・資格取得までに必要になる総額を確認しましょう。
奨学金や学校独自の支援制度などを利用できる場合もあります。
8. 理容師の仕事内容とは?1日の仕事を紹介
結論|理容師の1日は?
理容師の1日は、開店準備から始まり、カットやシェービングなどの施術、接客、清掃、予約管理などを行います。役職やサロンによっては教育や店舗運営にも関わります。
出勤・開店準備
出勤後は店内清掃、タオルや器具の準備、予約確認などを行い、お客様を迎える準備をします。
営業中
営業が始まると、カウンセリング、カット、シャンプー、シェービング、パーマ、カラー、スタイリングなど、お客様に合わせた施術を行います。
予約状況を確認しながら次のお客様を迎える準備をしたり、店内を清潔に保ったりすることも仕事の一部です。
アシスタントの場合
入社直後はシャンプーやシェービングなど、自分が習得した技術からお客様を担当しながら、カットデビューに向けて技術を身につけていくサロンもあります。
スタイリストの場合
スタイリストになるとカウンセリングから仕上げまで担当する機会が増えます。
経験を積むと後輩指導、店舗管理、売上管理などにも仕事の幅が広がっていきます。
実際の仕事内容や1日の流れはサロンによって異なるため、就職前のサロン見学で確認しておくと働くイメージを持ちやすくなります。
9. 理容師の給料はいくら?初任給・年収・収入の仕組み
結論|理容師の給料はいくら?
理容師の収入は勤務先や経験、役職、売上などによって異なります。厚生労働省job tagでは、理容師の全国の賃金(年収)は388.5万円、ハローワーク求人賃金は月額29.5万円とされています。
理容師の平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした理容師の全国の賃金(年収)は388.5万円と掲載されています。
ただし、これはすべての理容師が388.5万円という意味ではありません。
勤務先、地域、経験年数、売上、役職などによって収入は変わります。
理容師はどうやって収入を上げる?
サロンによって給与制度は異なりますが、技術習得による昇給、スタイリストへの昇格、売上や指名に応じた歩合、店販売上、店長などへの昇進によって収入が変化する場合があります。
さらに経験を積み、独立開業するという選択肢もあります。
求人では「月給」だけを見ない
就職先を選ぶ際には、初任給だけで判断するのではなく、
・基本給
・歩合制度
・昇給制度
・手当
・社会保険
・休日
・勤務時間
・教育制度
なども確認しましょう。
最初の給与だけでなく、スタイリストになった後にどのような評価・給与制度があるのかまで見ることが大切です。
10. 床屋と美容室の違いとは?
結論|床屋と美容室は何が違う?
一般的に「床屋」は理容室を指す言葉として使われています。理容室と美容室では、働くために必要な国家資格や法律上の業務の定義が異なります。
「床屋」と「理容室」は違う?
「床屋」は昔から使われてきた一般的な呼び方で、現在では理容室やBARBERと呼ばれる店舗もあります。
昔ながらの地域密着型店舗もあれば、メンズヘアに特化したサロン、ビジネスマン向けの理容室など、店舗の形態もさまざまです。
理容室ならではの技術
代表的なのがシェービングです。
ヘアスタイルだけではなく、顔まわりや眉毛、ヒゲなどまで含めて身だしなみを整えられる点は、理容という仕事を知るうえで重要なポイントです。
11. 理容師の就職先にはどんなところがある?
結論|理容師の主な就職先は?
理容師の代表的な就職先は理容室やメンズサロンです。地域密着型、多店舗展開型、メンズ専門、高級志向などさまざまなサロンがあり、環境によって学べる技術やキャリアも変わります。
地域密着型の理容室
地域のお客様を長く担当し、幅広い年代のお客様と関係を築けることが特徴です。
メンズ専門サロン・BARBER
男性のお客様を中心に、メンズカット、パーマ、シェービングなどの技術を提供するサロンです。
多店舗展開する理容企業
複数店舗を展開する企業では、店舗勤務だけでなく、店長、マネージャー、教育担当などへキャリアを広げられる場合があります。
ホテル・高級志向の理容室
技術だけでなく、接客やサービス品質を重視する環境もあります。
就職先によって理容師としての成長も変わる
同じ理容師免許を持っていても、どこで働くかによって担当するお客様、学べる技術、教育制度、給与制度、キャリアは異なります。
だからこそ「理容師になること」だけでなく、「どんな理容師になりたいか」まで考えて就職先を選ぶことが重要です。
12. 理容師の就職先の選び方、見るべきポイント
結論|理容師の就職先はどう選ぶ?
理容師の就職先は、給与だけでなく教育制度、休日、入客機会、評価制度、キャリアなどを総合的に比較しましょう。求人情報だけでなく、実際にサロン見学をすることも大切です。
1. 教育制度
新卒の場合、特に確認したいポイントです。
どのような順番で技術を学ぶのか、誰が教えてくれるのか、営業中に学べるのか、スタイリストデビューまでどのようなカリキュラムがあるのかを確認しましょう。
2. お客様を担当できる環境
技術を覚えても、お客様を担当する機会がなければ実践経験を積みにくくなります。
新規のお客様がどの程度来店しているのか、若手スタイリストにも入客機会があるのかを確認するのもひとつの方法です。
3. 給与・評価制度
初任給だけでなく、スタイリストになった後の給与や歩合、昇給制度なども確認します。
4. 休日・福利厚生
長く働くためには休日や社会保険、各種制度なども重要です。
5. キャリア
スタイリストの先に、店長、教育、マネジメント、経営など、どのようなキャリアがあるのか確認してみましょう。
6. 実際の雰囲気
求人サイトだけでは分からないのが、スタッフ同士の関係性や実際の営業中の雰囲気です。
気になる会社があれば、応募する前に一度サロン見学をして、自分の目で確認することをおすすめします。
13. 東京で理容師として働くメリットとは?
結論|東京で理容師として働くメリットは?
東京にはさまざまなタイプの理容室やメンズサロンがあり、多様なお客様やスタイルに触れられる環境があります。就職先の選択肢を比較しながら、自分に合う働き方を探しやすいことも特徴です。
さまざまなお客様を担当できる
ビジネスマン、学生、経営者、国内外から訪れる人など、エリアや店舗によってさまざまなお客様を担当する機会があります。
幅広い要望に対応する経験は、技術だけでなくカウンセリング力や提案力を高めることにもつながります。
さまざまなサロンから就職先を選べる
昔ながらの理容室からメンズ専門サロン、多店舗展開する企業まで、東京にはさまざまな働く環境があります。
給与や知名度だけで決めるのではなく、教育、客層、スタッフ、働き方、キャリアなどを比較し、自分が成長できる環境を探すことが重要です。
理容師を目指すなら「どこで働くか」まで考えよう
理容師になるためには、指定された養成施設で必要な課程を学び、国家試験に合格して理容師免許を取得する必要があります。
しかし、資格取得はゴールではありません。
実際にサロンへ就職してから、技術、接客、カウンセリングなどを身につけ、多くのお客様を担当することで理容師としてのキャリアが始まります。
「理容師になるには?」を調べることと同じくらい、「理容師になったあと、どこで成長するか」を考えることも大切です。
気になるサロンを見つけたら、求人情報だけで判断せず、実際に店舗を見学して、働いている人や営業中の雰囲気まで確認してみましょう。
就職先を探している方へ|ヒロ銀座について

理容師としての就職先を探している方は、選択肢のひとつとして「HIRO GINZA(ヒロ銀座)」もあります。
ヒロ銀座では新卒理容師の採用を行っており、2027年4月入社の募集要項では、月給35万円+実績歩合手当+店販手当、一部地域店舗は月給33万円+各種手当としています。
休日はシフト制で月9.5日、夏季・冬季休暇各7日、社会保険完備などの条件が公式採用サイトに掲載されています。
ただし、就職先は条件だけで決めるものではありません。
ヒロ銀座ではサロン見学・サロン体験も実施しており、営業中の接客やスタッフ同士の連携などを実際に確認できます。
理容師としての就職先を探している方は、いくつかのサロンを比較したうえで、自分が成長したいと思える環境を見つけてみてください。
ヒロ銀座について気になる方も、まずはサロン見学で実際の仕事や店舗の雰囲気を見てから、自分に合う環境か確かめてみてください。
